新型コロナ禍、ホン川の水上生活者の暮らし

2021/08/29 10:24 JST配信

 グエン・バン・フオンさん(男性・61歳)は東北部地方フート省ラムタオ郡出身で、何十年もこの水上集落で暮らしている。まだ元気だった頃は生計を立てるためにあらゆる仕事をしていたが、重度の喘息に加えて関節炎を患ってからは何もできなくなってしまった。時々、生活費を稼ぐために資源回収に出かけるが、今は新型コロナで資源を買ってくれる顧客もいないため、やむなく家で過ごしている。

イメージ写真
イメージ写真

 グエン・ティ・チャンさん(女性・1994年生まれ)の場合、夫は脚に障がいがあり仕事もできないため、チャンさんが大黒柱として一家を支えており苦しい状況だ。

 「以前は家政婦として働いていたので、生活費も賄えていましたが、2人目を出産してここ1年は家にいなければなりませんでした。2人目の子は1歳になりましたが、新型コロナのせいで働きに出られず、生活は苦しいです」とチャンさん。

 新型コロナが流行する前は時々、近隣の家での除草剤散布といった雇われ仕事をすることもあったが、今は誰も雇ってくれず生活も苦しいため、チャンさんは子供1人を祖母の家に預けている。

 社会的隔離措置により仕事に出られず、このところ水上集落の人々は誰もが困難な状況に直面している。それぞれが当局の支援に感謝しつつ、早く新型コロナが収束してまた仕事に出てお金を稼げるようになることを願っている。

前へ   1   2   3   次へ
© Viet-jo.com 2002-2026 All Rights Reserved 利用規約 免責事項

この記事の関連ニュース

 メコンデルタ地方カマウ省を流れるカマウ川流域で、他の地域の人たちにとっては信じがたい不動産売買が...

新着ニュース一覧

 ホーチミン市警察は5日、著作権・著作隣接権侵害の容疑で、歌手のグエン・ティ・ヒエン容疑者(女)と、...
 ホーチミン市上級人民裁判所は5日、同市人民委員会傘下の金・宝飾品大手であるサイゴンジュエリー(Saig...
 南中部地方ダナン市ホイアン街区(phuong Hoi An、旧クアンナム省ホイアン市)の世界文化遺産である旧市...
慣れない海外生活、急病や事故
何かあってからでは遅い!
今すぐ保険加入【保険比較サイト】
 烈士(戦死者)の遺骨の捜索・収集は、ほとんどの場合、ほんのわずかな手がかりから始まる。その手がかり...
 ベトナムの情報通信(IT)最大手FPT情報通信[FPT](FPT Corporation)グルー
 ソフトウェア開発を手掛ける株式会社ニーズウェル(東京都千代田区)は、ベトナムを代表する情報技術(IT)...
 金物販売や福祉、LED照明などの事業を手掛けるニイヌマ株式会社(宮城県石巻市)は、100%子会社であるベ...
 ベトナムで国内初の炭素取引所が6月末に試行稼働したものの、初日の取引以降、1か月余りにわたり新たな...
 電子機器受託生産(EMS)で世界最大手の台湾フォックスコン・テクノロジー・グループ(Foxconn Technology...
 政府は8月1日、産業クラスターの管理・開発に関する政令第32号/2024/ND-CPの一部を改正・補足する政令...
 内務省は、2026年のベトナム文化の日および2027年のテト(旧正月)と建国記念日に伴う休暇について、日程...
 教育訓練省は、東北部地方トゥエンクアン省のトゥエンクアン英才高校の試験会場における2026年高校卒業...
 VIETJOベトナムニュースが2026年7月に配信した記事のアクセス数ランキングをご紹介します。 1位:
 財政省傘下統計局(NSO)の発表によりますと、2026年4~6月の国内総生産(GDP)成長率(推定値)は前年同期比...
 南中部地方ダナン市人民委員会は、デジタルトランスフォーメーション(DX)の推進およびデジタル経済の発...
トップページに戻る