ベトナム代表DFドアン・バン・ハウ、オランダ1部ヘーレンフェーンに移籍

2019/09/04 06:15 JST配信

 ベトナムサッカー1部ハノイFC所属の同国代表DFドアン・バン・ハウがオランダ1部SCヘーレンフェーンに期限付き移籍することが決まり、2日にオランダで記者会見が開かれた。移籍期間は1年で、買取オプション付き。背番号は「15」に決まった。現時点の同選手の市場価値は約150万ユーロ(約1億7400万円)となっており、ベトナム人サッカー選手で最も高い。

(C) bongda
(C) bongda

 弱冠二十歳でベトナム代表不動の左サイドバックの地位を確立しているドアン・バン・ハウは、185cmという長身だけでなく、豊富な運動量と正確な足元の技術を持ち、素質で言えばアジアトップクラスのサイドバックとの評価を受けている。2017年にはASEAN最優秀若手選手に選出。U-20ワールドカップ、AFC U-23選手権、AFFスズキカップ、AFCアジアカップでも活躍して評価を高め、複数のヨーロッパのクラブが獲得を狙っていた。

 今回、期限付き移籍先として決まったオランダ1部SCヘーレンフェーンは、過去に元オランダ代表のFWルート・ファン・ニステルローイやFWクラース・ヤン・フンテラールが在籍したクラブ。若手の登竜門となっているオランダリーグだが、ベトナム人選手がプレーするのは今回が初めてだ。練習場まで行き来する車や住居はクラブが用意し、月俸は2万2000USD(約233万円)とされている。

 ドアン・バン・ハウといえば、日本のサッカーファンには「ベトナムの堂安(Doan)」といったほうが通りがよいだろうか。今年初めに行われたAFCアジアカップの準々決勝では、日本代表とベトナム代表の対決が実現。この試合では、日本代表の右MF堂安律とベトナム代表の左SBドアン・バン・ハウがマッチアップ。二人ともアルファベットで表記すると苗字が「Doan」のため、一部のメディアが「日越Doan対決」と騒いでいた。因みに堂安律は最近、オランダ1部FCフローニンゲンから同1部の強豪PSVアイントホーフェンに移籍。二人ともオランダリーグにいるため、再び「Doan対決」が見られる日が来るかもしれない。

記事提供:ベトナムフットボールダイジェスト+

 

[2019年9月3日 ベトナムフットボールダイジェスト]
※VIETJOは上記の各ソースを参考に記事を編集・制作しています。
© Viet-jo.com 2002-2025 All Rights Reserved 免責事項

この記事の関連ニュース

 2018年に続いて、2019年もベトナムサッカーの飛躍を大きく印象付ける1年となった。今回はこの1年間で特...
 東南アジアサッカーの表彰式である「AFFアウォーズ2018-2019(AFF Awards)」が11月8日にハノイ市マリオ...
 ベルギー1部シント=トロイデンVV(STVV)は7月5日に、ベトナム1部ホアン・アイン・ザライ(HAGL)所属の同...

新着ニュース一覧

 米マイクロソフト(Microsoft)が発表した調査報告書「ワークトレンド指数(Work Trend Index)」2025年版...
 在ベトナム米国大使館は18日、巡視船「CSB8022」をベトナム海上警察に引き渡したと発表した。越米間の...
 宅配を手掛ける地場ゴゾ・エクスプレス(Gozo Express)は18日、地場系コングロマリット(複合企業)
慣れない海外生活、急病や事故
何かあってからでは遅い!
今すぐ保険加入【保険比較サイト】
(※本記事はVIETJOベトナムニュースのオリジナル記事です。) 【ロンドン編】はこちら 【パリ編】は
 最先端の機械学習テクノロジーを活用してモバイル資産を識別・評価・最適化する米国のラウンズ(Rounds)...
 サイゴンハノイ保険[BHI](Sai Gon-Ha Noi Insurance Corporation)は、韓
 ホーチミン市7区のサイゴンエキシビション&コンベンションセンター(SECC:799 Nguyen Van Linh, quan ...
 ベトナムは、ライチの生産量で中国に次ぐ世界2位となっている。  2025年の収穫量は約30万3000tで、...
 地場系コングロマリット(複合企業)ビングループ[VIC](Vingroup)傘下の電
 ハノイ市ノイバイ国際空港で、ベトナム人乗客による日本円の違法持ち出しが発覚した。税関当局が18日に...
 国内IT最大手のFPT情報通信[FPT](FPT Corporation)はこのほど、東南部地
 国会は18日、エネルギー使用効率化法の一部を改正・補足する法律を可決した。同法は2026年1月1日に施行...
 持田製薬株式会社(東京都新宿区)とMeiji Seikaファルマ株式会社(東京都中央区)は、持田製薬が日本で販...
 ベトナム発のITソリューション企業であるカオピーズ(Kaopiz、ハノイ市)と、東南アジア市場における医療...
 米グーグル(Google)と財政省傘下のベトナム国家イノベーションセンター(NIC)は18日、ベトナム国内での...
トップページに戻る