FC琉球、ベトナム1部サイゴンFCと提携 年内にベトナム人2選手を派遣

2021/02/03 13:28 JST配信

 J2のFC琉球は2月2日、2021年シーズンより、ベトナム1部Vリーグ1所属のサイゴンFCとアジアストラテジックパートナーシップ契約を締結したと発表した。

(C) Saigon FC, FC Ryukyu
(C) Saigon FC, FC Ryukyu

 FC琉球では、かねてよりJリーグのアジア戦略に則り、東アジア中心に位置する沖縄県のJリーグクラブとして、アジア事業展開をビジョンに掲げ推進してきた。

 2019年には台湾サッカー協会との間で、フットボールを通した国際交流や都市間の連携などを目的に、包括的パートナーシップ協定を締結。

 今回、サイゴンFCの「日本サッカーのノウハウや知識を取り入れ、ベトナムサッカーを更に強化、発展させたい」という理念に共感し、パートナーシップを結ぶことになった。

 同パートナーシップにおいては、サイゴンFCが推薦するベトナム人選手の受入れなど人的交流も行い、ベトナムひいてはアジアサッカー発展に寄与するような活動を行っていく方針。

 サイゴンFCのチャン・ホア・ビン会長は「2021年中に2人の選手をFC琉球に送り出したい。レベルの高い2選手を選ぶ必要がある。1人はサイゴンFCから、もう1人は他のクラブからになるかもしれない。必ずしもサイゴンFCの選手である必要はない。FC琉球がある沖縄は日本の南部に位置し、年中15度以上の気温があり、ベトナム人選手にとって適した気候の地域だ」と語った。

 今後は年を追うごとに送り出すベトナム人選手の数を増やしていく計画。なお、サイゴンFCはこれに先立ち、昨年4月末にJ1のFC東京とも業務提携を結んでいる。ビン会長は、「ベトナム人選手はJ3ですぐにもプレーする力がある」としている。サイゴンFCは提携先としてJ2のFC琉球、J1のFC東京と2つのカテゴリーの提携先を持ったことになり、将来的には上位のカテゴリーにも選手を輩出していきたい考えのようだ。

※記事提供:ベトナムフットボールダイジェスト+

[2021年2月2日 FC琉球ニュースリリース,ベトナムフットボールダイジェスト+]
※VIETJOは上記の各ソースを参考に記事を編集・制作しています。
© Viet-jo.com 2002-2025 All Rights Reserved 免責事項

この記事の関連ニュース

 新型コロナの再燃により中断していたベトナム1部Vリーグ1が3月中旬に再開した。3月19日(金)には第4節の...
 サッカーベトナム1部(Vリーグ1)サイゴンFCは2月24日にクラブ内の人事異動を発表した。それによると、今...
 J1横浜FCは12月3日、同クラブ所属の元日本代表MF松井大輔(39歳)が、ベトナム1部「Vリーグ1」に所属のサ...
 J1のFC東京は5月8日、ベトナム1部「Vリーグ1」に所属する「SAI GON FOOTBALL CLUB(サイゴンFC)」との提...

新着ニュース一覧

 2025年におけるホーチミン市の域内総生産(GRDP)成長率は+8.3%と推定され、ベトナム経済の牽引役として...
 ファム・ミン・チン首相は21日、国際金融センター(IFC)の設立を発表した。この設立は、世界の資本や技...
慣れない海外生活、急病や事故
何かあってからでは遅い!
今すぐ保険加入【保険比較サイト】
 地場ドジ・ジュエリー(DOJI Group)は19日、北部紅河デルタ地方ハイフォン市で複合区「ドラゴン75コンプ...
 ある日の午後、60代と思われる男性が、壊れたデュポン(Dupont)製のライターを手に、ホーチミン市チョロ...
 ホーチミン市内のガソリンスタンドでは、QRコードを使った振込決済が拡大しており、給油時の利便性向上...
 海外市場調査や海外事業伴走支援などを手掛けるシンガポールのグローバルアングル(GLOBAL ANGLE)は、ハ...
 商工省によると、2025年におけるベトナムの輸出入総額は推定で約9200億USD(約144兆円)となり、過去最高...
 ベトナム建設省は19日、ラオカイ~ハノイ~ハイフォン間鉄道建設事業の第1サブプロジェクトの着工式を...
 ホーチミン市都市鉄道(メトロ)1号線(ベンタイン~スオイティエン間)を運行する同市メトロ1号線有限会社...
 軍事ウェブサイトのグローバル・ファイアパワー(Global Firepower=GFP)が発表した2025年版の世界軍事...
 ファム・ミン・チン首相は20日、ペトロベトナムグループ(Petrovietnam=PVN)のレ・マイン・フン会長を...
 再生可能エネルギー事業を手掛けるイーレックス株式会社(東京都中央区)は、同社が開発を進めている西北...
 一般社団法人日本UAS産業振興協議会(JUIDA)は15日、ベトナムの新たなドローン産業団体であるベトナム低...
 電子機器・電気機械器具の製造・販売を手掛けるコーセル株式会社(富山県富山市)は、海外子会社(非連結...
トップページに戻る