現在開催中の東京パラリンピックに、ベトナム出身のヘイブン・シェパードさん(18歳)が、米国代表として初参加している。女子100m平泳ぎ(運動機能障害SB7)と女子200m個人メドレー(運動機能障害SM8)に出場する。
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彼女はベトナムで生後14か月の時(当時の名前はドー・ティ・トゥイ・フオン)、両親の爆弾心中の道連れにされたが、奇跡的に命を取り留めた。ただ、両足の膝から下を失った。心中事件から半年後、米国人のシェパードさん夫妻が彼女を養子として迎え入れた。彼女は、4人の姉と2人の兄のいる新しい家族を得て、ミズーリ州カーセッジで育った。
両親は彼女が小さい時からスポーツを勧めた。義足を付けて走っていたが、痛くなってやめた。9歳で水泳を始め、13歳になった時からパラ水泳の米国代表選手になることを信じ、5年間毎日練習を続けてきた。水の中では自由で、義足も必要ないと感じたという。その後、いくつもの国際大会で多くのメダルを獲得している。