観光総局によると、今年ベトナムを訪れる外国人観光客は昨年に比べ70万人多い約430万人に達する見通しだ。観光客が多い国と地域は、中国、韓国、アメリカ、日本、オーストラリア、フランス、タイ、カンボジア、マレーシア、シンガポールの順。ニュージーランド、ベルギー、オランダ、イタリア、スペインなどからの観光客はまだ多くはないが、今後の増加が期待されている。
また、外国人観光客の消費による観光収入は、2005年の23億米ドル(約2500億円)から2006年には28億5000万米ドル(約3100億円)に増加、今年は約35億米ドル(約3850億円)に達する見込みだ。
観光総局によると、ベトナムは通常の旅行と並んで、会議・研修・展示会などに参加する旅行形態「MICE」の訪問先としても人気を集めているという。特にハノイ市、ホーチミン市、南中部カインホア省ニャチャン市、北部クアンニン省ハロン市などが注目されている。今年1~11月のMICE形態の旅行者は前年同期より30%増加している。