文化スポーツ観光省はこのほど、各省・中央直轄市の図書館に対し、関連機関と協力して、地元の観光情報の提供、観光資源の紹介、観光客への資料公開など、積極的に観光関連事業に取り組むよう指示した。14日付ハノイモイ紙(電子版)が報じた。
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こうした取り組みは英国、韓国、シンガポールなどで行われているが、ベトナムでは課題も多い。ハノイ図書館のチャン・バン・ホイ副館長は、職員78人中外国語で対応できる職員は4人しかおらず、設備も不十分だと難色を示した。他の地方図書館も同様の状況だ。
一方、文化スポーツ観光省図書館部のグエン・ティ・タイン・マイ部長は、人材や設備が整うのを待つのではなく、パンフレットの作成、展覧会や座談会の開催など、観光業者と協力してできることはあると話す。
ホーチミン市総合科学図書館のブイ・スアン・ドゥック館長はマイ部長の考えに賛意を示し、同図書館では既に「ハンノム」と呼ばれるベトナムの古文献の紹介や書道教室などを実施し、観光客に好評を得ていると述べた。