多くの欧米人旅行者にとって、ハノイ市の旧市街地区は「怖い」というのが第一印象のようだ。迷路のように入り組んだ道路、行き交う大勢の人や車・バイク、絡み合い垂れ下がった電線、似通った道路の名前などがその原因だ。19日付ダットベト紙(電子版)が報じた。
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作家のキャロル・ホーランドさんはベトナム滞在記に「旧市街を歩くのは、まるで麺のどんぶりの中で道を探すようなもの」と記した。ハノイ在住が1年になる米国人ニールソンさんは「速い流れの中を泳ぐような感じ」と表現した。
米CNNが運営する情報サイト「CNNGO」の記者アンダーソンさんは「騒々しくて混雑してて道に迷いやすいのが旧市街。目的を持たずにあちこちに目をやりながらブラブラ歩くのがいい」と話す。
一方、変わったもの好きにとってはまったく逆の印象になるようだ。マレーシアのスパイスさんは「旧市街は理想的な観光地。狭い道にひしめく人やバイクさえ魅力的」と称賛している。