2013年に日本を訪れるベトナム人観光客の数は、前年から倍増し10万人に達する見通しだ。こうした動きを受けて、日本への観光ツアーを催行する旅行会社による企業クラブの設立が予定されている。サイゴンタイムズ紙(電子版)が報じた。
(C)Saigon times,Dao Loan、日本滞在中の越人観光客 |
ベトナム観光協会のブー・テー・ビン副会長は「この数年、日本行きツアーが伸びている。東南アジア諸国へのツアーに比べ人数はまだ少ないが、急速に増加している」と話す。ベトナム・日本間の両方向の観光ツアーを推進すると共に、両国の観光客の権利を保護するため、同協会は旅行会社による企業クラブを設立し、東京に代表事務所を開設する計画だ。
ビン副会長によると、代表事務所は今年12月の開設が予定されている。同事務所では、日本人向けのベトナム観光PRにも力を入れる。ベトナムを訪れる日本人観光客の数は一時期急増したが、最近はかつてほどの勢いがなくなっている。
ベトナム観光協会によると、2013年年初9か月にベトナムを訪れた日本人観光客数は延べ45万人ほどで、前年同期に比べ+5.1%増に留まっている。