新・旧紙幣に見るベトナムの観光名所8選

2014/11/01 06:12 JST配信

 ベトナムの紙幣には、東北部クアンニン省のハロン湾、ハノイ市の文廟、南中部沿岸地方クアンナム省ホイアン市の来遠橋(日本橋)など、全国各地の遺跡や名所が描かれており、そのデザインを通してベトナムの歴史や文化の一端を知ることができる。

100VND紙幣:フォーミン(普明)塔(紅河デルタ地方ナムディン省ナムディン市)

 100VND紙幣に描かれているのは、ナムディン市から約4kmの場所にあるフォーミン(普明)寺の塔。1305年、陳(チン)朝(1225~1400年)時代に建てられた高さ21.2mのこの塔は、14層から成り、上の層に行くほど狭くなっている。

2万VND紙幣:ホイアンの来遠橋(日本橋、クアンナム省ホイアン市)

 ポリマー製2万VND紙幣には、古都ホイアンにある来遠橋(日本橋)が描かれている。全長約18mの屋根付きの橋で、同地における日本、中国、ベトナムの文化交流を象徴する建造物として知られ、多くの観光客が訪れる。

5万VND紙幣:フーバンラウ(敷文楼、北中部トゥアティエン・フエ省フエ市)

 ポリマー製5万VND紙幣に描かれているフエ市の王宮にあるフーバンラウ(敷文楼)は、阮(グエン)朝(1802~1945年)の歴史にゆかりのある建築物。フオン川沿い、フラッグタワーの南側のこの地区は、かつて皇族が川で乗船する前に休憩する場所として使用されていた。フーバンラウはザーロン(嘉隆)帝時代に建てられたもので、皇族や裁判所からの重要な通知などが掲示された。

旧5万VND紙幣:ニャーゾン港(ホーチミン市4区)

 旧5万VND紙幣に描かれているのは、ホーチミン市4区の歴史あるニャーゾン港。現在はホー・チ・ミン博物館があり、故ホー・チ・ミン主席の人生や、その名前をとったホーチミン市の歴史と発展についての貴重な資料が数多く展示されている。

前へ   1   2   次へ
[Thanh Thuyet(VNE), Phap Luat, 11/9/2014 – 10:36, A]
※VIETJOは上記の各ソースを参考に記事を編集・制作しています。
© Viet-jo.com 2002-2025 All Rights Reserved 免責事項

この記事の関連ニュース

 ベトナムの30VND札は、過去に2度印刷・発行されたが、以後消えた幻の紙幣となっている。  ベトナム...
 ベトナムの旧紙幣・硬貨や少額紙幣・硬貨がインターネットオークション世界最大手の米国イーベイ(eBay)...
ニャーゾン港の歴史  ベトナム人なら誰でもホーチミン市4区のニャーゾン(Nha Rong)港を知っているだ...

新着ニュース一覧

 政府は、人工知能(AI)を国家戦略の柱と位置づけ、2025年末をめどに国家AI戦略の改定版とベトナム初のAI...
 グエン・ホン・ジエン商工相は15日、米国のハワード・ラトニック商務長官宛てに書簡を送付し、米商務省...
慣れない海外生活、急病や事故
何かあってからでは遅い!
今すぐ保険加入【保険比較サイト】
 地場系コングロマリット(複合企業)ビングループ[VIC](Vingroup)傘下のビ
 キム・ティエンさんの「黄金の声」は、ベトナム国営テレビ局(VTV)の19時のニュース番組と共に長年親し...
 世界自然保護基金(WWF)ベトナムとフエ大学傘下の科学大学は14日、北中部地方フエ市で「デポジットリタ...
 日本貿易振興機構(ジェトロ)山形は、10月3日(金)の日本時間15時00分から16時30分まで、駐日ベトナム大...
 ベトナムは15日、スイスの世界貿易機関(WTO)本部で、違法・無報告・無規制漁業(IUU漁業)につながる補助...
 ハノイ市の国家展示センターで15日、建国記念日80周年(1945年9月2日~2025年9月2日)を祝う記念事業の一...
 ロシアメディア「RT」によると、先週ベトナムを実務訪問していたミハイル・ムラシコ保健相が、モスクワ...
 ファム・ミン・チン首相とチャン・タイン・マン国会議長は15日、第15期(2021年~2026年任期)国会第10回...
 ベトナム自動車工業会(VAMA)の発表によると、2025年8月におけるVAMA加盟企業とVAMA非加盟企業を合わせ...
 株式会社オリエンタルコンサルタンツグローバル(東京都新宿区)は、国土交通省の「2025年度Smart JAMPス...
 カーボンクレジット創出販売や農業、環境などの事業を手掛けるGreen Carbon株式会社(東京都千代田区)は...
 ベトナム航空[HVN](Vietnam Airlines)が協賛する「ベトナム航空クラシッ
トップページに戻る