「2つの国−6つの場所」、ベトナムと中国が観光の「黄金ルート」開設

2023/03/30 16:47 JST配信

 ハノイ市で28日、ベトナムと中国が「2つの国−6つの場所」と名付けた観光ルートのプロモーションを展開するための会議が開かれた。

(C) vtv
(C) vtv

 中国が3月中旬からベトナムへの団体旅行を許可したこともあり、会議には両国の旅行会社300社の代表者など、多数の関係者が出席した。

 「6つの場所」に指定されたのは、中国の昆明、紅河ハニ族イ族自治州、ベトナムの西北部地方ラオカイ省、ハノイ市、北部紅河デルタ地方ハイフォン市、東北部地方クアンニン省

 中国がベトナムへの団体旅行を許可して間もないことや、またベトナムのビザ制度緩和方針もあり、この観光ルートは、中国人観光客を迎えるための絶好の機会となりそうだ。

 コロナ禍を経て中国人の旅行ニーズにも様々な変化が見られており、両国の旅行会社は、体験をより増やす形で観光商品を一新する必要性があると認識している。

 ある中国の旅行会社の社長は、「中国人はベトナムに旅行に行くことをとても楽しみにしている。ベトナムは、ハロン湾のような魅力的な自然景観が多く、弊社でもすでに1000組ほどの申し込みがあった」と話す。

 また国内大手旅行会社ハノイツーリスト(Hanoitourist)のレ・ホン・タイ社長は、「体験型の商品を用意している。料金に見合う価値のある商品を提供し、顧客の満足度こそが、その尺度になると考えている」と話した。

 コロナ禍前は、中国がベトナムを訪れる観光客の30%あまりを占める「お得意様」だったこともあり、両国の各地方は、この観光プロモーションの早期展開に向けて連携を急ぐ。

 ベトナムは今年、年間800万人の外国人観光客の誘致を目指す。

タイトルとURLをコピー
[VTV 21:31 28/03/2023, F]
※VIETJOは上記の各ソースを参考に記事を編集・制作しています。
© Viet-jo.com 2002-2024 All Rights Reserved 免責事項

新着ニュース一覧

 食品製造や飲食店経営などを手掛ける地場企業のロータスグループ(Lotus Group)はこのほど、シンガポー...
 総合PR会社の株式会社プラップジャパン(東京都港区)の連結子会社であるプラップポインツ・シンガポール...
慣れない海外生活、急病や事故
何かあってからでは遅い!
今すぐ保険加入【保険比較サイト】
 三菱食品株式会社(東京都文京区)は、ベトナムで輸入食品専門小売店を展開するスタートアップ企業である...
 南中部沿岸地方クアンナム省在住のチャン・ビン・フオンさん(男性・32歳)は、もともと楽器の演奏者だっ...
 ベトナム外務省は15日、記者会見を開き、国連人権理事会の第4回UPR(普遍的定期的審査)の政府報告書を発...
 フランス・パリに本拠を置く高級ジュエリーブランドのショーメ(Chaumet)は14日、ハノイ市ホアンキエム...
 ハノイ市タインチ郡在住の12歳の少女Yさん(仮名)は妊娠38週目を迎え、4月17日に帝王切開で赤ちゃんを出...
 韓国の食品大手である八道(Paldo)はこのほど、東南部地方タイニン省で建設していたベトナムの第2工場を...
 スーツケースやバックパックのサムソナイト(Samsonite)は、ホーチミン市1区ドンコイ通り(Dong Khoi)に...
 国防省傘下の第175軍医病院(ホーチミン市ゴーバップ区)は15日、国防省、公安省、在ホーチミン米国総領...
 政府の行政改革指導委員会は17日、全国63省・市と17の中央省庁を対象とした「2023年行政改革指数(PAR I...
 地場総合インターネットメディア運営大手VNGコーポレーション[VNZ](VNG C
 日本政府観光局(JNTO)が発表した統計によると、2024年3月の訪日ベトナム人の数は前年同月比+25.6%増の...
 韓国のレンタカー大手ロッテレンタルは15日、ハノイ市、ホーチミン市、南中部沿岸地方ダナン市の3都市...
トップページに戻る