- 国連世界観光機関の1~6月期データ
- 世界の外国人観光客数延べ6.9億人
- ベトナムと日本を訪れた観光客数+21%増
国連世界観光機関(UN Tourism)によると、2025年1~6月期の世界の外国人観光客数は延べ6億9000万人で、前年同期から+5%増加し、力強い回復傾向を示した。国・地域別では、ベトナムと日本を訪れた観光客がともに+21%増加した。
![]() (C) dantri |
これに、モロッコの+19%増、韓国の+15%増、メキシコおよびオランダの+7%増が続いた。マレーシアとインドネシアは+9%増、香港は+7%増だったが、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)によるパンデミック前の水準を下回った。観光客数で世界1位と2位のフランスとスペインはともに+5%増だった。
同機関の1~3月期のデータでは、ベトナムを訪れた外国人観光客数の増加率は前年同期比+30%増で世界6位となった。パンデミック前の2019年と比較した観光客数の回復率は+34%増で世界2位、観光収入の増加率は前年同期比+29%増で世界4位だった。
財政省傘下統計局(NSO)のデータによると、ベトナムにおける1~3月期の外国人観光客数は延べ600万人余りで、四半期ベースで過去最高を記録した。
文化スポーツ観光省傘下のベトナム国家観光局は、アジア太平洋地域の国々がパンデミックからの回復を模索する中でのベトナムの回復ぶりは、同地域における明るい兆しだとしている。