ベトナム電力グループ(EVN)はこのほど政府に対し、EVNが投資主体になっている電力開発案件13件(合計出力1万3800メガワット)を他の企業に振り分けることを提案する報告書を提出した。資金調達のめどが立たないことを理由に挙げている。
報告書によると、EVNは国内外の多くの銀行と交渉を行ったが、電力料金の価格が低く設定されていることやインフレ率が高いことを理由に融資を断られてしまったという。
EVNが今年実施する予定の電力開発案件の総投資額は43兆ドン(約2800億円)強に上っているが、これまでに調達できたのは36兆ドン(約2300億円)にとどまっている。