オーストラリアを国賓訪問していたトー・ラム書記長 兼 国家主席の訪問日程に合わせて、オーストラリア系のロイヤルメルボルン工科大学ベトナム校(RMITベトナム)が、ハノイ市での新キャンパス建設とホーチミン市のナムサイゴンキャンパスの拡張計画を発表した。
![]() (C) RMIT Vietnam |
同校はベトナム政府から、ハノイ市の新キャンパスについて投資登録証明書を、既存のナムサイゴンキャンパスについて外資系大学の分校設立許可をそれぞれ取得した。
ハノイ市に新キャンパスを建設し、首都での受け入れ能力を現在の3倍に引き上げる。さらに、ホーチミン市のナムサイゴンキャンパスでもインフラの再整備を実施し、新たな校舎や施設を増設する。これにより、ベトナム国内の科学技術の発展やデジタルトランスフォーメーション(DX)、グリーントランスフォーメーション(GX)を担う優秀な人材の育成をさらに強化する方針だ。
ベトナム政府が定めた現行の法規定では、外資系大学が国内に分校を設立する条件として、直近3年間のうちいずれかの年に世界トップ500にランクインしていること、および投資額が最低5000億VND(約30億円)であることなどが義務付けられている。
ロイヤルメルボルン工科大学の本校は、英国の大学評価機関クアクアレリ・シモンズ(Quacquarelli Symonds=QS)が発表した「QS世界大学ランキング(QS World University Rankings)」2027年版で119位にランクインしていることから、ベトナムでの法的要件を満たし、近年の高等教育制度改革後では初となる外資系大学の分校の設立許可を取得した。
ベトナムで25年以上にわたり教育活動を展開する同校は、これまで2万8500人以上の卒業生を輩出してきた。現在は、19の学士課程と複数の修士・博士課程を提供している。
今回の本格的な投資拡大は、ベトナムの高等教育の国際化を促し、学生の教育の選択肢を広げるとともに、両国間の教育・経済協力をさらに深める象徴的な取り組みとして注目を集めている。








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