- チン首相、印インフォシス会長と会見
- ビジネスでは販売・財務管理・人材が重要
- インド企業のベトナム投資を期待・歓迎
ファム・ミン・チン首相は20日、インドのIT大手インフォシス(Infosys)の元会長 兼 創業者のナガバラ・ラマロア・ナラヤナ・ムルティ(Nagavara Ramaroa Narayana Murthy)氏と会見した。ムルティ氏は、ソフトウェア分野でのベトナムとの協力に期待を示した。
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ムルティ氏は、インドがIT産業を早くに発展させたことと、ベトナムにもFPT情報通信[FPT](FPT Corporation)など世界トップクラスの企業があることは、技術分野で両国が協力を推進する有利な環境との認識を示した。ビジネスで成功するために重要なのは、販売、財務管理、人材の3つだとし、豊富な人材を擁するベトナムがソフトウェア分野で更なる成功を納めることを確信していると述べた。
チン氏は、インドの大手企業がデジタル経済やIT、ソフトウェア産業、人工知能(AI)、半導体などの分野でベトナムに長期的な投資協力を行うことを期待し歓迎するとし、便宜を図る用意があると述べた。また、ムルティ氏をはじめとするインドの専門家らに対し、ITやソフトウェア産業、AI、半導体の各分野での資本調達と技術協力においてベトナムを支援するよう呼びかけた。
ムルティ氏はチン氏の意見に同意し、インフォシスはFPTを含むベトナムの同業と協力・協業する準備ができていると述べた。