- 政府資本代表権をスーパー委員会から移管
- 1日付け首相決定によりEVNから分離
- 国家電力システムの管理・運営の効率向上
大手国営企業における国の資金を管理する「企業における国家資本管理委員会(CMSC、通称:スーパー委員会)」は12日、商工省と同省傘下のベトナム電力グループ(EVN)と協力し、CMSC傘下の国家電力システム・電力市場管理会社(National Power System and Market Operator Company=NSMO)の政府資本代表権をCMSCから商工省に移管する式典を開催した。
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NSMOの前身は、EVN傘下の国家電力システム調整センター(NLDC、通称:A0)。同センターは1日付け首相決定第752号/QD-TTgにより、EVNから分離されてCMSCの傘下に入り、NSMOとして法人化された。同決定により、NSMOの政府資本代表権も移管されることになった。
NSMOをEVNから分離し、商工省が政府資本代表権を直接有することとしたのは、国家電力システムの管理・運営の効率を向上させることが狙い。
NSMOとEVNの両社はいずれも政府全額出資の国営企業で、商工省とCMSCの国家管理下にあり、国家電力エネルギーの安全保障を担う役割を果たしていく。