商工省、50年までの国家エネルギーマスタープラン調整を承認

2026/03/19 17:55 JST配信

 商工省は、2021~2030年までの期間および2050年までを見据えた国家エネルギーマスタープランの調整を承認する2026年2月28日付けの決定第363号/2026/QD-BCTを下した。これにより、エネルギー安全保障の確保、グリーンエネルギーへの移行、経済の自律性向上が促進される。

(C) Doanh Nhan Sai Gon
(C) Doanh Nhan Sai Gon

主要目標と需要予測

 調整されたマスタープランにおける最大の優先事項は、2026~2030年の国内総生産(GDP)の年平均成長率を+10%以上とする目標に対応するエネルギー安全保障の確保だ。

 最終エネルギー需要量は、2030年に石油換算で1億2000万~1億3000万t、2050年に1億7500万~2億tに達すると予測されている。一次エネルギー供給量は、2030年に1億5000万~1億7000万t、2050年に2億1000万~2億5000万tとなる見通しだ。また、2030年までに全国の石油備蓄量を純輸入ベースで約90日分に引き上げる目標も設定された。

再生可能エネルギーと温室効果ガス削減

 一次エネルギー供給量全体に占める再生可能エネルギーの比率を、2030年に約25~30%、2050年に70~80%へ引き上げる。また、2030年までに通常シナリオと比較して最終消費の約8~10%のエネルギーを節約する。

 エネルギー分野からの温室効果ガス排出量については、2030年までに▲15~35%削減し、さらに2050年には二酸化炭素(CO2)換算で約1億0100万tまで削減する。

国内生産とクリーンエネルギーのハブ化

 国内の原油生産量は、2026~2030年に年間580万~800万t、2031~2035年に年間600万~1000万t、2036~2050年に年間480万~780万tを見込む。

 天然ガス生産量は、2026~2030年に年間54億~110億m3、2031~2035年に年間90億~150億m3、2036~2050年に年間140億~188億m3と予測している。さらに、液化天然ガス(LNG)の輸入能力を十分に開発し、各地域に適したLNGエネルギーセンターを形成する。

 2030年までに、北部紅河デルタ地方、南中部沿岸地方、南中部高原地方、東南部地方にクリーンエネルギーセンターを形成し、生産だけでなく設備製造などの関連サービスも発展させる。

 また、グリーン水素の開発を戦略的方針と位置づけ、生産規模を2030年に年間10万~20万t、2050年に年間1000万~2000万tに引き上げる計画だ。

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