世界銀行(WB)は15日に発表した経済見通しで、ベトナム経済が世界的な不確実性の中で高い強靭性を示していると評価した。2026年の国内総生産(GDP)成長率は逆風により+6.8%に減速するものの、中期的には回復傾向にあるとの見方を示した。
![]() (C) Thoi Bao Tai Chinh |
成長率の見通しとインフレ予測
ベトナムの2025年のGDP成長率は+8.02%で東南アジア諸国連合(ASEAN)で最高を記録した。しかしWBは、中東情勢の緊迫化や原油価格高騰、世界的需要低迷の外部要因を受け、2026年の成長率を+6.8%と予測した。
その後は投資や輸出に支えられ、2027年に+7.1%、2028年に+7.4%へ加速する見通しだ。インフレ率は2026年の+4.2%から、2027年に+3.8%、2028年には+3.5%へと徐々に低下すると見込まれている。
持続的な成長に向けた課題と政策
WBベトナム・カンボジア・ラオス担当局長のマリアム・J・シャーマン氏は、マクロ経済の安定維持と民間部門の潜在力発揮が不可欠だと指摘した。フルブライト大学ベトナム校(FUV)の公共政策講師であるグエン・スアン・タイン氏も、輸出と公共投資が引き続き成長を牽引すると述べ、今後は内需改善と中小企業支援が重要になると強調した。
ベトナムは人工知能(AI)関連投資の波の恩恵を受けており、AI関連輸出はGDPの約30%に達する。政府は3200億USD(約50兆5600億円)規模のインフラ投資や、省・中央直轄市の統廃合など大規模な行政改革を進めている。
一方で、高等教育の質向上やデジタル人材育成、海外直接投資(FDI)企業と国内企業の連携を通じた国内での付加価値創出が今後の課題となっている。



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