- 消費量1kWh当たり約12.6円に
- 発電コスト増加で料金引き上げ
- 生活用電気料金表も+4.8%引き上げ
商工省傘下のベトナム電力グループ(EVN)はこのほど、同省の承認のもと、平均電気料金の引き上げに関する決定を発表した。電気料金引き上げは今年に入って初めて。
(C)Lao Dong |
これにより、10月11日以降の消費量1kWh当たりの平均電気料金(付加価値税=VAT含まず)は+4.8%引き上げられ、2103.1159VND(約12.6円)となった。平均電気料金は、国民の生活用電気料金や企業に対する生産用電気料金を策定するための根拠として使用される。
電気料金引き上げの理由について、商工省電力調節局のグエン・テー・フウ副局長は、石炭や石油・ガスなどの投入原料の価格上昇により発電コストが大幅に増加したためと述べた。
また、新たな生活用電気料金表も10月11日から引き上げられた。消費量1kWh当たりの新電気料金および引き上げ幅は下記の通り。
◇0~50kWh:1893VND(約11.3円) +87VND(+4.8%)
◇51~100kWh:1956VND(約11.7円) +90VND(+4.8%)
◇101~200kWh:2271VND(約13.6円) +104VND(+4.8%)
◇201~300kWh:2860VND(約17.1円) +131VND(+4.8%)
◇301~400kWh:3197VND(約19.1円) +147VND(+4.8%)
◇401kWh以上:3302VND(約19.8円) +151VND(+4.8%)