- ベトナムとラオスの首相立会い式典開催
- 23年に相互運用可能なQRコード事業に着手
- VNDとLAKを直接両替して決済可能に
ベトナム国家銀行(中央銀行)とラオス中央銀行はこのほど、ラオスを実務訪問したファム・ミン・チン首相と、ラオスのソーンサイ・シーパンドン首相の立会いのもと、両国間のリテール決済連携に向けた相互運用可能なQRコードの発表式典を開催した。
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ベトナム国家決済社(NAPAS)とラオス国家決済社(LAPNet)は、中央銀行の指導のもと、2023年に相互運用可能なQRコードの共同事業に着手した。試行結果を踏まえた上で本格運用を開始し、両国間の観光や現地通貨の利用、貿易、投資の促進に繋げたい考えだ。
相互運用可能なQRコードを使用することで、第三国通貨を介することなく、ベトナムドン(VND)とラオスキープ(LAK)の間で直接両替して決済することが可能となる。
相互運用可能なQRコードでリテール決済サービスを供給する銀行は、ラオスの14行と、ベトナムのヴィエティンバンク[CTG](VietinBank)、ベトナム投資開発銀行[BID](BIDV)、◇ベトコムバンク[VCB](Vietcombank)、◇サコムバンク[STB](Sacombank)、◇TPバンク[TPB](TPBank)、◇BVバンク[BVB](BVBank)、◇ナムアバンク[NAB](Nam A Bank)の7行となっている。