韓国のインプラントメーカーであるデンティス(Dentis)はこのほど、ホーチミン市にベトナム法人を設立した。

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　現地法人は手始めに、インプラントだけでなく動揺度の測定器や無痛麻酔など、デンティスによる小型の製品をベトナム市場に提供する。年内にはチェアユニットや手術灯も販売し、長期的に同社が保有する全製品をベトナムで展開する予定だ。ハノイ市や南中部沿岸地方ダナン市といった主要都市には、直営店を開設する。

　さらに、インプラント関連の研修コースを毎月2回以上実施して営業力を強化するほか、インプラント関連の学術プログラムを実施するなどして教育にも力を入れる。

　ベトナムに現地法人を設立する背景として同社は、ベトナムを東南アジア市場の拡大および歯科医療設備や透明なマウスピース型矯正装置を供給するためのハブとする戦略に基づくとしている。

　デンティスは現在、米国、中国、マレーシア、インド、スペイン、ポルトガルに現地法人を展開している。また、日本、タイ、ポーランドで現地法人の設立を推進中だ。下半期には欧州市場への進出を本格化していくという。