- Hot&Coldが6月30日で全店閉店
- 14年の歴史に幕、最盛期は80店舗
- 若者や学生から閉店を惜しむ声

ホーチミン市の老舗ミルクティーチェーンである「Hot&Cold」が6月30日に全店舗を閉店すると発表した。同ブランドの公式ソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)が明らかにした。
![]() (C)Dan Tri |
同社代表者はSNSで、「今までで最も辛いお知らせです。Hot&Coldは6月30日に営業停止して、その旅路に終止符を打ちます」とコメントした。Hot&Coldは2011年に設立された。小さな店舗から始まり、全国65店舗を展開する大手ミルクティーチェーンに成長した。最盛期には、◇ホーチミン市、◇東南部地方ビンズオン省、◇南部メコンデルタ地方カントー市、◇同ベンチェ省、◇南中部沿岸地方ダナン市で、80店舗以上を運営していた。
南部では若者や学生の間で人気のミルクティーチェーンとなり、14年にわたって親しまれてきた。同社代表者の投稿を見た人々からは、懐かしい思い出を語り合ったり、営業最終日に店を訪れる約束をしたりするなど閉店を惜しむ声が上がった。
なお、Hot&Coldは現在、ホーチミン市内で11店舗を展開している。各店舗は顧客たちにとって、青春時代の思い出の場となっており、「学生時代に毎日通いました。私たちの青春の1ページ。今までありがとう」、「本当に残念。今も繁盛しているのに、なぜ閉店してしまうの?」などの投稿が寄せられた。