ガソリンなどの環境保護税やVATを免除、6月末まで 国会決議

2026/04/13 17:35 JST配信

 国会は12日、ガソリン・石油および航空機用燃料に対する環境保護税、付加価値税(VAT)、特別消費税(SCT)を実質ゼロに引き下げる決議を全会一致で採択した。適用期間は4月16日から6月30日までとなる。

(C) Tuoi Tre
(C) Tuoi Tre

ガソリンなどの関連税をゼロに引き下げ

 国会決議によると、エタノールを除くガソリン、軽油(ディーゼル油=DO)、灯油(KO)、重油(FO)、および航空機用燃料の環境保護税が1L当たり0VNDとなる。また、これらの品目はVATの申告・納付対象外となるが、仕入VAT額の控除は認められる。さらに、各種ガソリンのSCTも0%に引き下げられる。

 決議の適用期間は4月16日から6月30日までだが、国会は政府に対し、世界市場の価格動向に合わせて適用期間の短縮や延長などの調整を行う権限を与えた。緊急時には各税の規定を調整することも可能となる。また、他の法的文書と規定に相違がある場合は、今回の決議を優先して適用する。

税収は月額▲440億円減少の見通し

 ゴ・バン・トゥアン財政相によると、この免税・減税措置により、国家予算の税収は月平均で▲7兆3000億VND(約440億円)減少する見込みだ。政府はこれについて、エネルギー供給の安定や価格変動による影響を抑え、マクロ経済の安定化、インフレ抑制、社会の安全保障を目的とした特別な財政措置であると説明している。

 税収の減少を補うため、政府は税収管理の強化やデジタルトランスフォーメーション(DX)を推進する。また、経常支出の徹底的な節約を図り、特に会議や出張などの経費を▲10%節減し、さらに▲5%の追加節減を目指して、社会保障や重点プロジェクトに資源を振り向ける方針だ。

 政府はこれに先立ち、中東情勢の緊張によるエネルギー価格の高騰を受けた緊急措置として、3月27日から4月15日まで同様に各種税を免除する決定第482号/QD-TTgを公布していた。今回の国会決議により、この緊急措置が実質的に延長される形となる。また、政府は供給逼迫リスクに対応するため、輸入関税を0%に引き下げる政令第72号/2026/ND-CPを3月に公布しており、こちらは4月30日まで適用されている。

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