マイリンタクシー、中国奇瑞傘下からハイブリッド車1000台調達

2026/04/15 14:02 JST配信

 地場タクシー大手マイリングループ(Mai Linh Group)傘下のレンタカー会社マイリンカーレンタル(Mai Linh Car Rental)は、中国の大手自動車メーカーである奇瑞汽車(Chery Automobile)傘下オモダ&ジェコ自動車(Omoda & Jaecoo)の現地法人オモダ&ジェコ・ベトナム(Omoda & Jaecoo Vietnam)との間で、車両1000台の調達契約を締結した。

(C) kienthucdautu
(C) kienthucdautu

 調達した車両は、ハイブリッド車(HV)「オモダC5 SHS-H(Omoda C5 SHS-H)」で、グリーン移行戦略を加速させる狙いがある。

HV導入の背景と車両詳細

 マイリンカーレンタルのレ・ミン・ナム会長によると、同モデルの導入は企業の持続可能な発展に向けた具体的なステップであり、低排出ガス車と先進技術を優先することで、2050年までの温室効果ガス排出量実質ゼロ(ネットゼロ)目標において、政府や顧客とともに歩む取り組みとされている。

 同モデルで採用されているスーパーハイブリッド技術は、都市部では電気モーターのみで走行し、長距離移動ではガソリンエンジンと電気モーターを組み合わせて柔軟な運用が可能で、稼働効率の最適化に繋がる。

 同モデルは3月末にベトナムで発売されたハイブリッドSUVクーペで、販売価格(付加価値税=VAT込み)は「プレミアム(Premium)」バージョンが6億6900万VND(約400万円)、「フラッグシップ(Flagship)」バージョンが7億4900万VND(約450万円)となっている。

オモダ&ジェコのベトナム展開

 オモダ&ジェコは世界64か国・地域で展開する自動車ブランドで、親会社の奇瑞汽車は欧州で急成長を遂げている。奇瑞汽車は23年連続で中国の自動車輸出台数トップを維持しているほか、2023~2025年のJ.D.パワー(J.D. Power)による初期品質調査でも高い評価を受けている。

 ベトナムにおいては、地場系コングロマリット(複合企業)ゲレシムコグループ(Geleximco Group)との合弁を通じて、北部紅河デルタ地方フンイエン省に自動車組立工場を建設中で、2026年中の稼働を予定している。

ビンファストとの提携でグリーン化を推進

 マイリングループは1993年設立のベトナム初期のタクシー会社の一つ。2024年末には、不動産開発を中核とする民間複合企業ビングループ[VIC](Vingroup)傘下のビンファスト(VinFast)製電気自動車(EV)・電動バイクのレンタカー・タクシー会社で、配車サービス「サインSM(Xanh SM)」を展開するグリーンGSM(Green GSM)との間で、2025年末にかけてビンファスト製EV「VF e34」と「VF 5」計3999台をリース・購入する契約を締結している。

 また、充電インフラ整備において、ビンファストのEV充電インフラ整備を手掛けるV-GREENグローバル充電スタンド開発会社(V-GREEN)の支援を受けるほか、マイリングループ子会社のグリーン・メコン・トレーディング(Green Me Kong Trading)がグリーンGSMと提携し、「メコン・サインSM(MeKong Xanh SM)」ブランドで国内最大規模のガソリン車・EV向け修理・メンテナンス工場を展開している。

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