バクニン省:ザービン空港隣接地で5000haの自由貿易区を計画

2026/06/11 05:03 JST配信

 北部地方バクニン省人民評議会はこのほど、2021~2030年の同省計画の調整に関する決議を採択した。これは、同省が2030年までに中央直轄市に昇格するための重要な布石となる。

(C) Bao Dau Tu
(C) Bao Dau Tu

巨大な自由貿易区とインフラ整備

 最大の注目点は、ザービン国際空港に付随する約5000haの自由貿易区の開発だ。製造、物流、商業、デジタル経済にサービスやイノベーションを統合し、世界市場への玄関口となる。

 さらに、環状4号線や環状5号線、同空港とハノイ市や省行政センターを結ぶ道路、西北部地方ラオカイ省~ハノイ市~北部紅河デルタ地方ハイフォン市間の鉄道、ハノイ市~東北部地方クアンニン省間の高速鉄道、都市鉄道(メトロ)など、交通網の整備も加速させる。

成長目標と各種経済区の拡張

 同計画では、2026~2030年の域内総生産(GRDP)成長率を年平均+11~13%に設定した。2030年までに1人当たりGRDPを9200~1万USD(約147万~160万円)、1人当たり月収を784万VND(約4万8000円)に引き上げることを目標に掲げる。また、2027年末までに多次元貧困基準に基づく貧困世帯をゼロにする方針だ。

 このほか、2030年までに工業団地を66か所、総面積約1万9800haに拡大し、2030年以降も約23か所の工業団地を追加する。ケップ村(xa Kep)やランザン村(xa Lang Giang)周辺には約1万haの特殊経済区を建設し、ハイテク産業、教育訓練、医療、エコツーリズム・リゾートなどへ投資を呼び込む。

 同省は旧東北部地方バクザン省と合併し、強力な経済基盤を持ち、海外直接投資(FDI)も全国2位を誇る。新計画に基づくインフラや自由貿易区の開発は、国内8番目の中央直轄市昇格に向けた動きを後押しするものとみられる。

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