北中部地方ハティン省財政局は2日、ベトナム石炭鉱産グループ(Vietnam National Coal Mineral Industries Group=ビナコミン=TKV)傘下のタックケー鉄鉱石(TIC)が投資主を務めるタックケー鉄鉱山の採掘・選鉱プロジェクトを終了する決定を下した。同決定は同日に発効した。
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プロジェクト終了と資産処理の責任
プロジェクト終了の理由は、投資証明書に規定された目標達成期限を24か月過ぎても目標を達成できず、投資法に基づく進度調整の対象にもならないためだ。これにより、2008年に発行された投資証明書は回収され、TICは投資資産の処理やプロジェクトの清算手続きを行う責任を負う。
これに先立つ5月7日、ファム・ザー・トゥック第一副首相は同プロジェクトの問題処理に関する会議を主宰した。会議ではトー・ラム書記長 兼 国家主席からの指示として、問題を抜本的に解決するよう要請があった。また、プロジェクト終了時には、十分な能力と最新技術を有し、環境要件を満たす新たな投資家の選定を検討する方針が示された。
環境懸念と資金難による長期中断
タックケー鉄鉱山は面積4821ha、埋蔵量約5億4400万tに上る東南アジア最大規模の鉄鉱山だ。同プロジェクトは、投資総額約14兆5000億VND(約880億円)で、2008年に着手された。しかし、技術や地質条件、経済効率の問題、環境への悪影響の懸念から、2011年末に作業が停止され、長年にわたり中断していた。
作業が停止された2011年当時、TICは造船工業総公社(ShipBuilding Industry Corporation=SBIC、旧ビナシン=Vinashin)などからの出資金の未払いにより資金難に陥り、総額2540億VND(約15億4000万円)の債務を抱え、採掘停止の可能性を示唆していた経緯がある。




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