オリンパスは9日、東南部ドンナイ省のロンタイン工業団地内に建設していた工場が完成し、今月末から操業を開始すると発表した。新工場は100%出資子会社の「オリンパスベトナム」が管理・運営する。総投資額は4300万米ドル(約40億円)。
工場は、映像事業棟、医療事業棟、共用棟などから成り、映像事業棟ではデジタルカメラのレンズユニットと関連部品、医療事業棟では内視鏡処置具などを生産する。生産開始時期は、デジタルカメラのレンズユニットが今月末から、内視鏡関連製品は来年中ごろ、内視鏡処置具は2010年を予定している。従業員数は来年3月末時点で約500人を見込んでいる。