- 株式譲渡実行日、当初開示は6月中旬
- 株式譲渡実行日を「未定」に変更
- 発行済株式の51.0%(255万株)を譲受へ
入院セットのレンタルサービスなどの介護医療関連事業を手掛ける株式会社エラン(長野県松本市)は、病院など向けランドリーサービスや医療機器・化学薬品・消耗品販売を行う地場TMCベトナム・トレーディング・アンド・サービス(TMC VIET NAM TRADING AND SERVICE、ハノイ市)の子会社化を目的とした株式取得について、各種手続きなどの進捗状況から、株式譲受に係る譲渡実行日が当初開示した6月中旬よりも遅れており、譲渡実行日を「未定」に変更した。
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エランは、TMCの個人株主3人から発行済株式の51.0%にあたる255万株を譲り受け、TMCを連結子会社とする。
エランは、衣類・タオルの交換サービス付きレンタルと紙おむつや日常生活用品(歯ブラシ、ティッシュ、口腔ケア商品など)の提供を組み合わせた複合サービス「CS(ケア・サポート)セット」を主力サービスとし、日本全国各地の病院に入院する患者や介護施設などの利用者に対して「CSセット」を提供している。
TMCは2024年2月に有限会社から株式会社に組織変更を行った。資本金は500億VND(約2億8900万円)。TMCの組織変更前の組織であるTMCベトナム・トレーディング・アンド・サービス(TMC VIET NAM TRADING AND SERVICE)は2009年12月より事業を開始している。
TMCの子会社化により、エランはベトナム北部の大手病院向けランドリーサービス事業を取得するとともに、ベトナム国内全域の大手病院向けランドリー事業で圧倒的なシェアを獲得することになる。
これにより、エランはベトナム国内全域の大手病院向けランドリーサービスのさらなる拡大を図るとともに、リネンレンタルサービスの普及拡大、また「CSセット」のベトナム市場への普及拡大を目指す。