日工、交通運輸大学と加熱再生アスファルト合材普及で覚書

2025/11/06 03:31 JST配信
  • 加熱再生アスファルト合材技術を規格化へ
  • 共同研究と制度設計を支援する目的
  • 道路インフラ分野の技術革新と人材育成

 アスファルトプラント最大手の日工株式会社(兵庫県明石市)は、ハノイ市の交通運輸大学(UTC)との間で、「持続可能な材料技術の道路建設への教育・研究・応用」に関する協力覚書(MOU)を締結した。

(C) 日工
(C) 日工

 同社のアスファルトプラント技術と加熱再生アスファルト合材活用のノウハウを活かし、ベトナムにおける加熱再生アスファルト合材(Recycled HMA)技術の規格化に向けた共同研究と制度設計を支援することを目的としている。

 覚書は、ベトナム国内における道路インフラ分野の技術革新と人材育成を目的とし、以下の取り組みを中心に両者が連携して推進していくことを定めている。

◇ベトナムにおける加熱再生アスファルト合材技術の規格化に向けた共同研究と制度設計支援

◇最新のアスファルト混合技術および加熱再生アスファルト合材技術に関する研修・セミナーの共同開催

◇日本国内での実践的研修機会の提供(アスファルト混合プラントを活用)

◇日工による交通運輸大学の建設材料に関する研究課題への支援

◇学生向けインターンシップの受け入れ、奨学金の提供、学業成績優秀者採用支援

 加熱再生アスファルト合材技術は、廃材を再利用しながら品質を維持できる循環型技術として注目されており、日工は長年にわたり日本国内で加熱再生アスファルト合材技術の開発・普及をリードしてきた。今回の覚書により、同社の技術とノウハウをベトナムの教育・研究機関と共有することで、現地での技術基盤づくりと次世代技術者の育成を図る。

 今後、日工と交通運輸大学は年間計画に基づき、具体的なプロジェクトや契約を通じて協力を深めていく予定だ。覚書の締結を新たな起点として、日工はベトナムをはじめとするアジア各国における循環型社会の実現と脱炭素化への貢献を一層加速していく。

[2025年11月5日 日工株式会社ニュースリリース A]
※VIETJOは上記の各ソースを参考に記事を編集・制作しています。
© Viet-jo.com 2002-2025 All Rights Reserved 免責事項

新着ニュース一覧

 VIETJOベトナムニュースが10月に配信した記事のアクセス数ランキングをご紹介します。 1位:6万人収...
慣れない海外生活、急病や事故
何かあってからでは遅い!
今すぐ保険加入【保険比較サイト】
 10月は、第15期(2021年~2026年任期)国会の最終会期となる第10回会議が開幕しました。会議は約40日間に...
 三菱重工業株式会社(東京都千代田区)は、南部メコンデルタ地方カントー市に位置する第1オモン火力発電...
 混み合う大学の中庭で、身長110cmのグエン・ティ・フオンさん(女性・23歳)は、まるで小学生が足早に歩...
 ウェブアプリケーション開発などを手掛ける株式会社SHIP(大分県大分市)は9月、海外における開発体制の...
 アスファルトプラント最大手の日工株式会社(兵庫県明石市)は、ハノイ市の交通運輸大学(UTC)との間で、...
 横浜市立大学(神奈川県横浜市)は4日、ハノイ市のハノイ医科大学(HMU)との間で、遠隔医療・救急医療・脳...
 ホーチミン市当局は2035年までに、9路線の都市鉄道(メトロ)を優先的に建設する計画を明らかにした。◇旧...
 民間銀行大手で消費者金融に強みを持つVPバンク[VPB](VPBank)傘下のデジ
 男性用衣料に特化した電子商取引(eコマース=EC)を展開し、生産から販売まで自社で手掛けるクールメイ...
 北中部地方フエ市は、10月末に豪雨と洪水の被害に見舞われた。同市アンドン街区にある「イオンモール・...
 イタリアの高級車メーカーであるマセラティ(Maserati)は、電気自動車(EV)モデル「グレカーレ・フォルゴ...
 情報技術(IT)最大手FPT情報通信[FPT](FPT Corporation)傘下で、国内最大
トップページに戻る