東急株式会社(東京都渋谷区)とホーチミン市人民委員会傘下の工業団地開発大手ベカメックスグループ[BCM](Becamex Group)の合弁会社で、ホーチミン市(旧ビンズオン省)のビンズオン新都市の開発を手掛けるベカメックス東急(BECAMEX TOKYU)は1日、ビンズオン新都市において、電気自動車(EV)デマンドモビリティサービス「カゼモビ(KAZE Mobi)」の本格運行を開始した。
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同サービスは、ベカメックス東急の100%子会社で、2014年からベトナム初の日系公共交通機関として路線バスを運行しているベカメックス東急バス(BECAMEX TOKYU BUS)と連携して展開する。
サービス概要と利用方法
同サービスは、ビンズオン新都市内の住民を対象に、エリア内50か所に乗降スポットを設定し、柔軟なラストワンマイル交通の実現を目指すものだ。モバイル無料通話・メッセージアプリ「ザロ(Zalo)」内のミニアプリから車両を呼び出し、エリア内の乗降スポット間を自由に移動できる。
料金は月額100万VND(約6100円)のサブスクリプション制で、路線バス「カゼ・シャトル(KAZE SHUTTLE)」も含めて乗り放題となる。本格運行の開始に合わせ、6月1日から7月31日まで事前申し込み制による無料トライアルキャンペーンを実施している。
MaaS実証実験の成果
これに先立ち、日本工営株式会社(東京都千代田区)、東急、ベカメックス東急、株式会社システムエグゼ(東京都中央区)子会社のシステムエグゼベトナム(SystemEXE Vietnam)の4社は、2025年2月から3月にかけて同エリアでMaaS実証実験を実施した。
日本の国土交通省のスマート技術を活用した公共交通指向型都市開発(Transit-Oriented Development=TOD)に関する調査・実証検討業務の一環で行われた同実験で、住民の高いニーズと満足度が確認され、今回の本格運行に至った。
重層的な公共交通ネットワークの構築
ビンズオン新都市では現在、ホーチミン市都市鉄道(メトロ)1号線の延伸計画や、環状3号線・4号線の建設などインフラ整備が進められている。ベカメックス東急は、路線バスとデマンドモビリティを組み合わせた重層的な公共交通ネットワークを構築し、ラストワンマイル交通の整備を進める。今後もTODを推進し、ビンズオン新都市の発展に貢献していく方針だ。




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