- ルオン・クオン書記局常務が新国家主席に
- 中国、「中越運命共同体」の構築を主導
- ロシア、二国間協力強化の推進に期待
21日に開幕した第15期(2021~2026年)第8回国会でルオン・クオン書記局常務が新国家主席(2021~2026年任期)に選出されたことを受け、中国、カンボジア、キューバ、ロシアの首脳は、クオン新国家主席に祝意を表す電報や書簡を発出した。
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中国の習近平(シー・ジンピン)総書記 兼 国家主席は、中国はベトナムとの関係の発展を重視しているとした上で、クオン国家主席とともに「中越運命共同体」の構築を主導し、両国国民により多くの利益をもたらす両国の近代化プロセスを支援する用意があると述べた。
ロシアのウラジーミル・プーチン大統領は、両国間の関係は包括的・戦略的パートナーシップの精神に基づいて発展しつつあると評価した。また、クオン国家主席が引き続きあらゆる分野における二国間協力の強化を効果的に推進していくことに期待を表明した。
クオン新国家主席はベトナム人民軍大将で、政治局員(第13期共産党大会)も務めている。1957年生まれの67歳。出身地は東北部地方フート省で、党・政権建設学士号を有する。
経歴について、1975年に従軍して中越戦争に参戦。第2軍団共産党委員会書記・政治副主任、第2軍団共産党委員会書記・政治将校、第3軍区共産党委員会書記・政治将校、政治総局副主任、政治総局主任を歴任し、政治局の決定により今年5月に書記局常務に任命された。