- 94年11月14日に外交関係樹立、30周年
- ベトテルのペルー子会社の事業を評価
- 各種分野の協力促進、人材交流強化
12日から14日までの日程でペルーを公式訪問したルオン・クオン国家主席は現地時間13日午後、ディナ・エルシリア・ボルアルテ・セガラ大統領と会談した。
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両国は1994年11月14日に外交関係を樹立し、2024年11月14日で30周年を迎えた。
両首脳は会談で、自国の近況を報告し、両国関係を促進するための方向性と措置について協議したほか、共通の関心事である国際的・地域的問題について話し合った。
クオン国家主席は、ペルーは常にラテンアメリカにおけるベトナムの優先事項であるとした。ペルーは、ベトナムにとってラテンアメリカで6番目に大きな貿易相手国であり、最も重要な投資先でもある。
ボルアルテ大統領は、ベトナム国防省傘下の軍隊工業通信グループ(Viettel Group=ベトテル)のペルー子会社ビテル(Bitel)が同国で展開する事業を評価し、同社がペルー事業を拡大し、デジタル変革やデジタルインフラ、スマートシティプロジェクトに参画する際に便宜を図ることを約束した。
両首脳は、農産物、国防・安全保障、電気通信、デジタル変革、エネルギー、教育訓練について自国の市場を相手国に開放し、経済、貿易、投資などの分野における協力を促進し、人的交流を強化することで一致した。
ボルアルテ大統領は、ベトナムがペルーの首都リマに外交代表事務所を早期に開設することを望んだ。また、クオン国家主席がベトナムへの招待を申し出ると、ボルアルテ大統領は喜んでこれを受け入れた。
大統領は会談の末に、クオン国家主席にペルーの最高勲章である「ペルー太陽大十字勲章」を授与した。
なお、クオン国家主席はグスタボ・リノ・アドリアンセン・オライア閣僚評議会議長(首相)、エドゥアルド・サルフアナ共和国議会議長(国会議長)とも会見し、関係促進に努めた。