- APEC首脳会議出席でペルーを公式訪問
- DXやGXなどあらゆる分野での協力深化
- 地域の平和と安定のため引き続き連携
アジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議に出席するためペルーを公式訪問中のルオン・クオン国家主席と石破茂内閣総理大臣は、現地時間16日午前10時48分(日本時間17日午前0時48分)から20分間にわたり首脳会談を行った。
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石破首相は冒頭、クオン国家主席の就任に祝意を述べた。また、石破首相は、クオン国家主席が軍で経歴を積み上げたこと、石破首相がかつて防衛大臣を務めたことに触れつつ、安全保障分野を含めた両国関係の更なる発展について協力していきたいと述べた。
これに対してクオン国家主席は、石破首相の就任への祝意を述べ、「アジアと世界における平和と繁栄のための包括的戦略的パートナーシップ」の下、石破首相と協力していきたいと述べた。
両首脳は、新たなパートナーシップの下、ハイレベルを含む様々な層での人的交流の強化、デジタルトランスフォーメーション(DX)、グリーントランスフォーメーション(GX)を含む新しい分野を含めた経済分野の協力、インフラ開発を含めた経済協力分野の連携強化や安全保障分野での協力の推進、人材育成、高齢化社会への対応など、あらゆる分野での協力を深めていくことで一致した。
また、両首脳は、地域・国際情勢についても意見を交わし、南シナ海などの地域・国際社会の諸課題について、地域の平和と安定のため、引き続き連携していくことで一致した。