- ヴォロージン露下院議長が公式訪問
- ベトナムとロシアは外交関係樹立75周年
- エネ・石油・原子力分野の協力を確認
チャン・タイン・マン国会議長は、28日~29日の日程でベトナムを公式訪問したロシアのヴャチェスラフ・ヴォロージン国家院(下院)議長と会談した。ヴォロージン氏がロシア立法機関のトップとしてベトナムを訪れるのは今回が3回目となる。
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ベトナムとロシアは、2025年に外交関係樹立75周年を迎えており、双方は議会間の協力を通じて両国間の包括的・戦略的パートナーシップをさらに深化させる方針を確認した。
マン国会議長は、ベトナムが常にロシアとの伝統的な関係を重視しているとし、ロシア側に「スマート国会」構想の経験共有を要請し、両国間の経済・投資・貿易、エネルギー、科学技術、教育訓練、人的交流を後押しする法的基盤整備の支援を求めた。
一方のヴォロージン国家院議長は、ロシア下院が常にベトナムとのあらゆる分野での協力関係を推進することを支持していると強調し、ベトナム国会と共に両国が新たな分野と協力枠組みを絶えず拡大していくことを積極的に支援する用意があると述べた。
また、双方はエネルギー・石油分野での協力やベトナムでの原子力発電所建設推進における積極的成果を確認し、ベトナムとユーラシア経済連合(EAEU)の自由貿易協定の効果的運用を進めることでも合意した。
同日開催された第4回ベトナム国会とロシア国家院の議会間協力委員会では、双方は年次定期会合の継続や立法分野での情報共有が両国関係を深化させるとの共通認識を示し、両国関係の性質や双方の新たなニーズに合わせる形で、今後の議会間協力の方向性を定めた。