ビンフック省ティエンタイン村で7日、女性が寄付金30万ドン(約2300円)を未払いだったために、申請した書類に村役場の公印を押してもらえないという騒動があった。
この女性レ・ティ・ティンさんは銀行への融資申請書類に公印をもらうため村役場にやってきたのだが、村役場の職員グエン・シー・カーンさんに、「ティエンタイン村の住民は集会場新設のために、1人30万ドン寄付することになっていますが、あなたは未払いでしょ、30万ドン払わない人には公印を押せません」と言われたのである。
ティンさんは「1日の稼ぎが2万ドン(約150円)しかないのに、そんな大金払うことなどできません。」と主張したが、カーンさんは断固として公印を押そうとしなかった。結局すったもんだの末、村役場側が折れ、ティンさんは公印を押してもらうことができたが、翌日あらためて30万ドン請求されたそうだ。