北部フート省警察は24日、同省フーニン郡ビンボ村で隣人4人を殺害した疑いでグエン・コン・ズン(別名グエン・ティエン・コン)容疑者(45歳・男)を逃亡先の北部ビンフック省で逮捕した。
ズン容疑者は23日午前10時ごろ、同じ集落内に住むグエン・コン・チンさん(45歳・男性)とチンさんの妻ハン・ティ・チーさん(42歳)を刺した後、隣家のカオ・ティ・トムさん(36歳・女性)とトムさんの息子で中学生のゴー・バン・ティンさん(15歳)を刺した疑いがもたれている。同容疑者はその後チンさんの家に放火し、別の村人のバイクを奪って逃走した。
チーさん以外の3人は即死し、チーさんは搬送先の病院で同日午後3時ごろ死亡した。チーさんは亡くなる前にズン容疑者に刺されたと話していたという。
この事件について村人らは、トムさん宅で雇ったパワーショベルの運転手が誤ってズン容疑者宅の壁を壊したことが元でトラブルになっていたと話し、チンさん夫婦との間では男女関係のもつれがあったのではないかと話している。