北部紅河デルタ地方バクニン省バクニン市グエンダンダオ(Nguyen Dang Dao)通りにあるレストラン「ニャンヌオンヒエンティエン(Nhang nuong Hien Thien)」で店主の男が女性客を罵って脅迫し、その様子をフェイスブック(Facebook)上でライブ配信した事件で、同市警察は19日、侮辱容疑で店主の男を逮捕したと発表した。
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逮捕されたのはグエン・バン・ティエン容疑者(47歳)。同容疑者には前科がなく、10年前からこのレストランを営んでいるという。
被害を受けた女性(27歳、東北部地方バクザン省出身)は17日夜、友人と一緒に問題のレストランで夕食を食べた。食事中、内蔵料理の中から寄生虫を発見した女性が店に訴えたが、ティエン容疑者と店員が適切な対応を取らなかった。
これを不服とした女性はその後、Facebook上で「このレストランは衛生上問題がある」と投稿。この投稿が拡散されたことで、すぐにティエン容疑者の耳に入った。
同容疑者は人づてで女性を探し出してレストランに連れて来させると、汚い言葉で女性を罵って脅迫。ひざまづいて涙を流す女性に対して「自分が嘘をついた」と謝罪を強要した。
その後、女性は心的ショックから、てんかん発作の症状が現れたため、友達に付き添われて病院に救急搬送された。心的外傷後ストレス障害(PTSD)を発症したと見られる。
レストラン店主が女性客に謝罪を強要したライブ配信はすさまじい勢いで拡散され、国内で大きな話題になっており、事態を重く見た当局が動画に写っていた同容疑者の逮捕に踏み切った。