北部紅河デルタ地方ハイフォン市アンラオ郡警察は3日、新型コロナに感染して自宅で療養中だった高齢女性が、近所との騒音トラブルの末に暴行されて入院する事件が発生したと発表した。
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同じくこの事件で暴行された女性グエン・ティ・ハオさん(同郡在住)の証言によると、入院したのは、この女性の母親のグエン・ティ・Hさん(83歳)。
2日午後9時ごろ、ハオさんが子供を寝かしつけようとしていたところ、外から大きな音がして、部屋を出てみると、両親が隣のペンキ工場の人たちと大声で言い争っていた。喧嘩の発端はペンキ工場の人たちが大音量でカラオケをしていたためだ。
ハオさんは、「私も両親も新型コロナに感染して疲れ切っており、ゆっくり休みたかったので、騒音は本当に我慢ならなかった」と話した。ハオさんも両親に加勢したが、ペンキ工場の男性Dは逆上して、「お前ら、ぶっ殺してやる」と脅してきた。
その後、Dは鍵がかかった家の門を蹴り破ってHさん宅に侵入し、ハオさんとHさんを暴行。ハオさんは殴られて鼻血を出し、Hさんも全身に殴る蹴るの暴行を受け、打撲で手足が紫色に腫れ上がった。新型コロナに感染している上、暴行で重傷を負ったHさんは地元の総合病院に緊急搬送され、入院することになった。
警察は現場で実況見分を行い、関係者らの証言をとるなどして捜査を進めている。近隣住民の話によると、問題のペンキ工場の人々は、頻繁に大音量でカラオケをして騒音トラブルを起こしていたという。