南部メコンデルタ地方カントー市警察は17日、強姦殺人の罪で死刑判決を受けた後、刑務所から脱獄して逃亡していた男を逮捕した。男は名前を変えて、住処を転々としながら42年間も逃亡生活を続けた。この間に妻を娶り、子供までもうけていた。
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逮捕されたのはボー・バン・バー脱獄囚。以前は同ハウザン省フンヒエップ郡ロンタイン村に住んでおり、強盗殺人の罪で同省人民裁判所から死刑判決を受けた。1980年10月3日、収監先のカントー省刑務所(現ハウザン省刑務所)から脱走し、指名手配された。
脱走後は、同キエンザン省で1年ほど過ごし、その後は同カマウ省の村落で暮らし、名前をグエン・バン・トゥと変えて潜伏を続けた。この地で妻を娶って3人の子供をもうけたほか、土地を買って家族と共に農業を営んで生活していた。
バー脱獄囚は、2013年にカマウ省の土地を売却。東南部地方ドンナイ省の村落に潜伏先を移し、以降はレンガ工として働いていた。
長い逃亡生活が終わりを迎えたのは12月16日のこと。バー脱獄囚は、行方を追っていたカントー市警察に逮捕され、現在は捜査のため、ドンナイ省からカントー市に身柄を移されている。