ワキガ治療で10年ミョウバン使用の女性、アルミニウム中毒で入院

2024/08/05 05:03 JST配信
  • 長年にわたるミョウバン使用で中毒に
  • 臭い対策の民間療法として古くから存在
  • 骨に蓄積しやすく除去に時間かかる

 ハノイ市バックマイ病院の医師らは、アルミニウム中毒患者の女性の治療に成功したと発表した。幸い臓器障害は発症していなかった。

イメージ写真
イメージ写真

 北中部地方タインホア省在住のM・T・Lさん(64歳)は、ワキガ治療のため10年にわたってミョウバンを使用していた。雑菌の繁殖を抑制するミョウバンは、古くから臭い対策として使われてきた。Lさんは、ミョウバンを粉末状にして1日2回脇の下に塗っていたという。

 Lさんは入院する2か月前、発疹や蕁麻疹はないものの、手足や全身のかゆみに悩まされていた。アレルギー治療も受けたが、症状は一向に収まらず、検査の結果で血液と尿中のアルミニウム濃度が許容レベルを超えていることが確認された。

 一方、腎機能は正常だったため、アルミニウム濃度の増加は腎不全によるものではなく、ワキガ治療で長年使ってきたミョウバンが原因と考えられた。

 Lさんは約1か月にわたる治療の末、症状が改善して退院。現在は薬を服用しながら外来治療を続けている。なお、体内に入ったアルミニウムは骨などに蓄積しやすいため、除去するのには時間がかかるという。

[Bao Tin Tuc 22:52 31/07/2024 U]
※VIETJOは上記の各ソースを参考に記事を編集・制作しています。
© Viet-jo.com 2002-2025 All Rights Reserved 免責事項

新着ニュース一覧

 日本の医療技術の海外展開支援や医療ツーリズムサービスを手掛ける株式会社SMC(北海道札幌市)メディカ...
 国家賃金審議会は11日に開いた会議で一般労働者向けの地域別最低賃金案について討議し、「2026年1月1日...
慣れない海外生活、急病や事故
何かあってからでは遅い!
今すぐ保険加入【保険比較サイト】
 不動産仲介大手CBリチャードエリス(CBRE)ベトナムによると、2025年4~6月におけるハノイ市の新築分譲マ...
(※本記事はVIETJOベトナムニュースのオリジナル記事です。) 【ロンドン編】はこちら 【パリ編】は
 コカ・コーラ・ベトナム(Coca-Cola Vietnam)は11日、南部地方タイニン省のフーアンタイン工業団地に、...
 ホーチミン市人民委員会は、外国の組織・個人による住宅の所有が可能な住宅プロジェクト17件のリストを...
 ベトナムのフードデリバリー市場では、フーディ(Foody)の「ショッピーフード(ShopeeFood)」とグラブ(Gr...
 シンガポールに本社を置くコンテンツデリバリネットワーク(CDN)プロバイダのCDNetworksはこのほど、
 中国の自動車大手の第一汽車(FAW Group)傘下ブランド「奔騰(Bestune)」の正規販売代理店であるカーフェ...
 ハノイ市人民評議会は10日、プラスチックごみの排出削減に関する決議を採択した。  この決議は、生...
 7月1日に、ホーチミン市が旧ビンズオン省(東南部地方)および旧バリア・ブンタウ省(同)を吸収合併したこ...
 2024年2月に摘発された、不動産開発と建設業を手掛けるフックソングループ(Phuc Son Group、北部地方フ...
 ベトナムバイクメーカー協会(VAMM)の発表によると、2025年1~6月期におけるVAMM加盟5社のバイク販売台...
 マレーシアのクアラルンプールで現地時間10日午後、第16回日メコン外相会議が開催され、岩屋毅外務大臣...
トップページに戻る