11日朝、ホーチミン市内タントァン輸出加工区内のドンミン縫製会社で工員1,000人によるストライキが発生した。これは賃上げを行なわない会社側に工員らが不満を募らせていた末の出来事だった。
しかし、その後このストライキの現場に駆けつけた輸出加工区従業員組合の幹部らが事情を聞き、説明を行なったところ、工員らはあきらめた様子で次々に解散し、午後3時までにストライキは終結した。
結局ストライキの原因は、このほど政府が決定した行政機関に勤める公務員に対する30%の賃上げが私企業や外資系企業にも適用されると思った一部の工員の勘違いだった。この未確認情報による小さな勘違いが1,000人という工員をストライキに駆り立てしまったのである。