ダクラク省のアジアゾウ、絶滅の危機

2005/12/12 07:08 JST配信

 中部高原地方ダクラク省で観光の目玉の1つとなっているアジアゾウ(長鼻目、ゾウ科)が絶滅の危機に瀕している。1975年にはダクラク省全体で400頭生息していたが、90年には200頭にまで減り、現在では50頭を下回っている。野生のアジアゾウの姿を見かけることは今ではもう稀だ。特に、オスのアジアゾウはオスだけが持つ貴重な象牙をハンターに狙われている。

 92年に国際自然保護連合がアジアゾウを絶滅危惧種に指定して以来、政府は野生のアジアゾウ保護のためにさまざま政策を取ってきたが、依然保護に関心を持たない者も多い。政府は飼育しているアジアゾウを野生に帰した場合に、アジアゾウが十分に適応できるような環境を維持することを最前の課題とし、アジアゾウの保護・繁殖に関する協力を世界へ呼びかけている。

[2005年12月10日 Thanh nien紙]
※VIETJOは上記の各ソースを参考に記事を編集・制作しています。
© Viet-jo.com 2002-2025 All Rights Reserved 免責事項

この記事の関連ニュース

 東南部地方ドンナイ省森林保護支局は5日、同省ビエンホア市フオックタン村にあるブオンソアイ(Vuon Xoa...
 南中部高原地方ダクラク省ブオンドン郡クロンナー村で8日、観光客向けの「象乗りツアー」に従事してい...
 南中部沿岸地方クアンナム省バックチャーミー郡チャードゥック村ケーズン村落ではこのところ、3頭の野...
 ホアン・チュン・ハイ 副首相はこのほど、「2020年までの野生象保護計画」を認可した。この計画は、◇北...

新着ニュース一覧

 ホーチミン市で、電動バイク向けの充電サービスを提供するカフェが急増している。この1年ほどで雨後の...
 地場系コングロマリット(複合企業)T&Tグループ(T&T Group)と、マレーシアの格安航空会社(LCC)エアアジ...
 ホーチミン市のクアンチュンソフトウェアパークでこのほど、「ベトナム半導体産業人材開発連盟(SEVINA)...
慣れない海外生活、急病や事故
何かあってからでは遅い!
今すぐ保険加入【保険比較サイト】
 毎週火曜日と金曜日の午前9時から11時まで、ホーチミン市ヒエップビン街区(旧トゥードゥック市の一部)...
 ハノイ市警察は8月10日(日)まで、ホアンキエム湖周辺の一部通りで交通規制を行うと発表した。これは、8...
 南中部地方ダナン市にあるテーマパーク「ダナン・ダウンタウン(Da Nang Downtown)」が9月3日に営業を停...
 ハノイ市で8月9日(土)と10日(日)の両日、「世界のお巡りさんコンサート」が開催される。  ベトナム...
 東北部地方クアンニン省のハロン湾とバイトゥーロン湾では、安全確保の一環として、すべての観光船に船...
 8月1日に公開されたベトナム・韓国合作映画「Mang Me Di Bo(英題:Leaving Mom)」が6日、公開6日間で興...
 ベトナム航空[HVN](Vietnam Airlines)は5日、機内インターネット接続サー
 国防省傘下の携帯通信大手ベトナム軍隊工業通信グループ(ベトテル=Viettel)はこのほど、同社の第11回...
 文化スポーツ観光省は、8月革命80周年(1945年8月19日~2025年8月19日)および建国80周年(1945年9月2日~...
 財政省傘下統計局(NSO)が発表したデータによると、2025年1~7月期に全国で新規設立された企業は前年同...
 財政省傘下統計局(NSO)の発表によると、2025年7月の外国人訪問者数(推定値)は前月比+6.8%増の156万258...
 財政省傘下統計局(NSO)の発表によると、7月の小売売上高(推定値)は前月比で+1.1%増、前年同月比では+9...
トップページに戻る