東南部地方ドンナイ省森林保護支局は5日、同省ビエンホア市フオックタン村にあるブオンソアイ(Vuon Xoai)生態観光区の半野生環境で飼育されている雌のゾウ1頭が妊娠していることを明らかにした。ベトナムで半野生ゾウが妊娠したのは今回が初めて。
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タイから呼んだ専門家らが超音波検査を実施したところ、妊娠9か月だということが確認された。このゾウは25才のアジアゾウで、同生態観光区で飼育されているゾウ2頭のうちの1頭だ。
今回半野生ゾウが初めて妊娠したことは、個体数が急速に減少しているアジアゾウの保全と維持に対する好材料になるとみられている。なお、同省文化自然保護区の森林に生息している自然環境下のゾウの個体数は約10頭となっている。