メコンデルタ地方ティエンザン省カイベー郡在住のグエン・フー・カインさんはこのほど、7年前に受けたHIV検査で結果が陽性だったのは間違いだったことが判明し、2000万ドン(約13万円)の賠償金を受け取った。
カインさんは健康状態が芳しくないため、2000年に同郡医療センターで採血し、ティエンザン省予防医療センターで血液検査をしてもらった。HIV検査の結果が陽性だったと知らされて、カインさんと家族はこの7年間悲しみと死の恐怖にさらされながら暮らしてきた。
ところが、カインさんと同時期にHIV感染が分かった患者らが亡くなっていくのに比べ、自分には特に体調の変化がないことを疑問に感じたカインさんは、近隣のビンロン省で再検査を受けたところ、結果は陰性だった。ティエンザン省の医療機関でも再検査を受けたが、同様に陰性の結果が出たという。