メコンデルタ地方ドンタップ省チャウタイン郡ホアタン村で9日、美白薬を全身に塗った15歳の少女が意識不明に陥り死亡するという事件が起きた。
グエン・ゴック・ビックさん(15歳)は8日、ニャーマン市場そばの化粧品店で肌の美白薬を購入した。帰宅したビックさんは全身に美白薬を塗った後、より効果を高めるためビニールシートで体を包んだが、約1時間後に全身が熱くなって吐き続けたという。
娘の異常に気付いた父親は、ビックさんをサデック総合病院に連れて行ったが、容体は悪化し意識不明になった。病院では懸命の救命措置がとられたが、助かる見込みがないと告げられた家族はビックさんを家に連れて帰った。ビックさんは翌9日午前6時ごろ死亡した。現在、ドンタップ省警察が死亡原因の究明にあたっている。