水資源計画調査センターの計測結果により、北部デルタ地域で地下水位の低下が進行していることが明らかになった。
それによると、北部ビンフック省では2000年からこれまでに地下水位が年平均13センチメートル低下している。ビンフック省とバクニン省では近年地下水の取水量が増加し、同地域の地下水層に影響を及ぼしている。
ハノイ市でも地下水の取水量が増加しており、特に井戸が多く使用されている同市南部で地下水位が低下している。生活用水を井戸に頼っている住民や地下水を生活・生産用水に使用している各市では、今後深刻な水不足に陥ることが懸念される。