東南部ビントゥアン省トゥイフォン郡で6日、赤くさびた大量のドラム缶が海岸に漂着しているのが見つかった。関連当局が調べた結果、同郡内のリエンフオン町などで138本、沖合のフークイ島でも21本漂着していることが確認された。その後も数は増え続け、13日までに170本以上が確認されている。
同省水産資源保護支局のフイン・クアン・フイ支局長によると、これらのドラム缶は船舶の事故で流出した積荷ではなく、有害廃棄物の不法投棄の可能性が高いという。ドラム缶の中身についてはすでにサンプルを採取して鑑定作業を行っている。
米国海洋大気局(NOAA)の協力により、これらのドラム缶はタイランド湾やマレーシアから漂流してきた可能性の高いことが分かった。同局の研究者は、これらのドラム缶は海上で不法投棄された有害廃棄物の疑いが強いため、取り扱う際にはマスクと手袋を着用するよう注意を促している。
<続報>鑑定の結果、ドラム缶の中身は使用期限切れのオイルであることが判明した。