中国、ベトナムの原子力発電開発計画で協力

2010/07/24 07:22 JST配信

 ベトナム原子力エネルギー研究所(科学技術省)と中国の広東核電集団有限公司は21日、ベトナムの原子力発電開発計画に関する協力覚書に調印した。両国は2000年12月に原子力エネルギーの平和的利用に関する協力協定を締結しており、今回の覚書は同協定が具体化したもの。

 それによると、中国側はベトナムの原子力発電開発に関する技術移転、人材育成の分野で協力する。原子力発電分野で目覚しい成長を遂げている中国との協力は、ベトナムのエネルギー安全保障問題の解決につながると期待されている。

 ベトナム国会は2009年、東南部ニントゥアン省における第1・第2ニントゥアン原子力発電所建設案件を承認した。原子炉は第1・第2ニントゥアン原発合わせて4基あり、総出力は4000メガワット。また政府は2010年5月4日、ニントゥアン原発に関する政府直属の指導委員会の発足を決定している。計画通りに進めば、第1原発の原子炉2基は2014年に着工、2020年に稼動を開始する予定。

[Bao Tin Tuc, Vietnam+, 22/07/2010, 09:00, T]
※VIETJOは上記の各ソースを参考に記事を編集・制作しています。
© Viet-jo.com 2002-2025 All Rights Reserved 免責事項

この記事の関連ニュース

 中国がベトナムとの国境近くに原子力発電所建設計画を進めていることについて、科学技術省傘下のベトナ...

新着ニュース一覧

 2025年大阪・関西万博のベトナムパビリオンが、南部解放・南北統一50周年(1975年4月30日~2025年4月30...
 ベトナム共産党トー・ラム書記長は4日、私的経済(民間セクター)の発展を促進する政治局の決議第68号-NQ...
 地場CTグループ(CT Group)傘下のCTセミコンダクター(CT Semiconductor)はこのほど、東南部地方ビンズオ...
慣れない海外生活、急病や事故
何かあってからでは遅い!
今すぐ保険加入【保険比較サイト】
(※本記事はVIETJOベトナムニュースのオリジナル記事です。) ロンドン:歌謡曲でムードたっぷり、街角...
 ベトナムIT最大手FPT情報通信[FPT](FPT Corporation)は5日、ドイツのエネ
 ラオス・ベトナム国際港(Lao Viet International Port)はこのほど、北中部地方ハティン省キーアイン郡...
 地場系コングロマリット(複合企業)ビングループ[VIC](Vingroup)傘下の電
 日本とベトナムのリソースを活用したハイブリッドなシステム開発を行う株式会社ハイブリッドテクノロジ...
 ファム・ミン・チン首相は5日に開催された第15期(2021年~2026年任期)国会第9回会議の開幕式で、ベトナ...
 ルオン・クオン国家主席はハノイ市の国家主席府で5日、ベトナムを公式訪問中のスリランカのアヌラ・ク...
 国家交通安全委員会によると、4月30日の南部解放記念日と5月1日のメーデーに伴う4月30日から5月4日まで...
 ベトナム国家観光局のデータ(速報)によると、4月30日の南部解放記念日と5月1日のメーデーに伴う4月30日...
 住友商事株式会社(東京都千代田区)は、同社100%子会社のバンフォン・パワー(Van Phong Power)の出資持...
 西日本鉄道株式会社(福岡県福岡市)は、地場不動産大手のナムロン投資[NLG]
 米国のS&Pグローバル(S&P Global)が先般発表した2025年4月のベトナム・PMI(製造業購買担当者指数)は45....
トップページに戻る