発がん性の成長促進剤、豚の飼育で使用か

2011/12/09 12:23 JST配信

 家畜の飼育では使用が禁じられている成長促進剤「ベータアゴニスト」が市場に出回っている。この薬品が残留している豚肉を人が食べると、心不全やがんなど様々な病気を発症する恐れがあるという。8日付カフェエフが報じた。

 家畜飼料協会からこうした情報を受けた農業農村開発省家畜飼育局は7日、ハノイ市と周辺各省にある家畜飼料生産工場の検査を実施したが、この薬品を発見できなかったと発表した。同局のグエン・スアン・ズオン副局長によると、使われているのは各農家で、麻薬と同様に隠れて取引されているため発見するのは困難だという。

 これに対し家畜飼料協会のレ・バー・リック会長は、「我々は2003~2005年にかけてこの薬品が使用されているのを発見し、農業農村開発省に警告した。しかしこれまで何の対策も取られてこなかった」と話している。

[CafeF, 08/12/2011, 10:07, O ]
※VIETJOは上記の各ソースを参考に記事を編集・制作しています。
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