チョーライ病院:遺体を「利権」にする輩が暗躍

2012/05/31 13:13 JST配信

 ホーチミン市の数ある病院の中で、チョーライ病院の霊安室は取り扱う遺体の数が最も多い。ここでは霊安室の係員や警備員と結託して、遺族にとって大切な遺体を「利権」として扱う輩が暗躍している。29日付グオイラオドン紙(電子版)が報じた。

 遺族が遺体を引き取るには一定の手続きが必要だが、チョーライ病院ではそれとは別に「闇の世界の手続き」が求められる。家族の遺体を引き取ろうとしたNさんは、警備員に勤務時間外や病院の車がないことを理由に引き渡しを拒否され、翌日100万ドン(約3850円)の袖の下を払って引き取った。さらに「遺体を棺桶に入れなければ警察に捕まるぞ」なとど脅されて、結局4000万ドン(約15万4000円)もする棺桶を買わされたという。

 同病院の霊安室にはムンという名の男とその一味が出入りしていて、遺族への遺体引き渡しを取り仕切っている。霊安室の担当者や警備員と結託して、棺桶や遺体搬出用自動車の手配などを一手に引き受けている。

 同病院のファム・ティ・ゴック・タオ副院長はこうした事実は知らなかったとし、「霊安室の担当者や警備員に事情を聞いて、事実であれば処分する。また、霊安室の規則が守られているかの内部監査を強化する」と話した。

© Viet-jo.com 2002-2026 All Rights Reserved 利用規約 免責事項

この記事の関連ニュース

 マーケティングというのはどのような商品にせよ難しいものだが、「棺桶」となるとそれは困難を極める。...
 ホーチミン市のチョーライ病院は病床不足を理由に、「身体障害児整形外科・リハビリテーションセンター...
 ホーチミン市のチョーライ病院でこのほど、同病院の麻酔科の医師が医科大学を卒業していないにもかかわ...
 ホーチミン市のチョーライ病院で18日、麻酔技師が似た名前の患者を取り違えて麻酔を行い、患者が危篤状...

新着ニュース一覧

 世界ラーメン協会(WINA)によると、2025年におけるベトナムのインスタントラーメン(即席めん)需要は、前...
 観光不動産開発を中核とする地場系コングロマリット(複合企業)サングループ(Sun Group)傘下のサン・フ...
 みずほ銀行が出資する元国営4大銀行のベトコムバンク[VCB](Vietcombank)
慣れない海外生活、急病や事故
何かあってからでは遅い!
今すぐ保険加入【保険比較サイト】
 烈士(戦死者)の遺骨の捜索・収集は、ほとんどの場合、ほんのわずかな手がかりから始まる。その手がかり...
 世界3大ミスコンの一つである「ミス・ワールド(Miss World)」の第73回(2026年)大会が、8月8日から9月5...
 チャン・タイン・マン国会議長はハノイ市で5日、ベトナムを公式訪問中のタイのソポン・ザラム下院議長...
 不動産開発を中核とする民間複合企業ビングループ[VIC](Vingroup)子会社
 ホーチミン市警察は5日、著作権・著作隣接権侵害の容疑で、歌手のグエン・ティ・ヒエン容疑者(女)と、...
 ホーチミン市上級人民裁判所は5日、同市人民委員会傘下の金・宝飾品大手であるサイゴンジュエリー(Saig...
 南中部地方ダナン市ホイアン街区(phuong Hoi An、旧クアンナム省ホイアン市)の世界文化遺産である旧市...
 ベトナムの情報通信(IT)最大手FPT情報通信[FPT](FPT Corporation)グルー
 ソフトウェア開発を手掛ける株式会社ニーズウェル(東京都千代田区)は、ベトナムを代表する情報技術(IT)...
 金物販売や福祉、LED照明などの事業を手掛けるニイヌマ株式会社(宮城県石巻市)は、100%子会社であるベ...
 ベトナムで国内初の炭素取引所が6月末に試行稼働したものの、初日の取引以降、1か月余りにわたり新たな...
 電子機器受託生産(EMS)で世界最大手の台湾フォックスコン・テクノロジー・グループ(Foxconn Technology...
トップページに戻る