チョーライ病院:患者取り違えて麻酔、一時危篤に

2007/04/26 08:37 JST配信

 ホーチミン市のチョーライ病院で18日、麻酔技師が似た名前の患者を取り違えて麻酔を行い、患者が危篤状態に陥るという医療ミス事件が起きた。

 この日の朝、手術患者の待機室には2人のファンさんが待っていた。肺の手術を受けるため、静脈麻酔が必要なカンボジア越僑のネアン・ファンさん(69歳)と、アンザン省在住で前立腺の内視鏡手術を受けるため局所麻酔が必要なボー・タン・ファンさん(91歳)。麻酔技師が手術室に入るようネアン・ファンさんの名前を呼んだとき、高齢のタン・ファンさんは自分のことと聞き間違え、麻酔技師について手術室に入ってしまった。そのままタン・ファンさんは間違って静脈麻酔を打たれ、しばらくしてからミスが発覚した。タン・ファンさんの容態は一時極めて危険な状態に陥ったが、1時間におよぶ救命措置をうけて同日午後には容態が安定した。

 この事件について同病院では、関係者から報告書を提出させ、反省会議を開いて今後の再発防止に役立てることにしている。

[2007年4月19日 Tuoi Tre紙 電子版]
※VIETJOは上記の各ソースを参考に記事を編集・制作しています。
© Viet-jo.com 2002-2025 All Rights Reserved 免責事項

この記事の関連ニュース

 南中部高原地方ラムドン省総合病院で、別の患者のエックス線写真の結果に基づいて、関係のない患者の手...
 ホーチミン市チョーライ病院でこのほど、患者の取り違えによる医療ミスが発生した。第8胸椎骨折で入院...
 東南部地方ビンフオック省ビンロン町総合病院で25日、3年前に同病院で起きた赤ちゃん取り違え事件の2つ...
 メコンデルタ地方ビンロン省総合病院で、病気により手術するべき左足ではなく右足を取り違えて手術する...
 ホーチミン市の数ある病院の中で、チョーライ病院の霊安室は取り扱う遺体の数が最も多い。ここでは霊安...
 ホーチミン市10区グエンチータイン通りにある民間クリニックで手術を受けた患者が腹膜炎などの合併症を...
 メコンデルタ地方カント―市総合病院でこのほど、同市トイライ郡在住のフア・カム・トゥさん(女性:37...
 ホーチミン市のチョーライ病院は病床不足を理由に、「身体障害児整形外科・リハビリテーションセンター...

新着ニュース一覧

 英国の大学評価機関クアクアレリ・シモンズ(Quacquarelli Symonds=QS)が発表した最新の大学ランキング...
 世界最大級の宿泊予約サイト「ブッキング・ドットコム(Booking.com)」はこのほど、6月のプライド月間(L...
 米マイクロソフト(Microsoft)が発表した調査報告書「ワークトレンド指数(Work Trend Index)」2025年版...
慣れない海外生活、急病や事故
何かあってからでは遅い!
今すぐ保険加入【保険比較サイト】
(※本記事はVIETJOベトナムニュースのオリジナル記事です。) 【ロンドン編】はこちら 【パリ編】は
 在ベトナム米国大使館は18日、巡視船「CSB8022」をベトナム海上警察に引き渡したと発表した。越米間の...
 宅配を手掛ける地場ゴゾ・エクスプレス(Gozo Express)は18日、地場系コングロマリット(複合企業)
 最先端の機械学習テクノロジーを活用してモバイル資産を識別・評価・最適化する米国のラウンズ(Rounds)...
 サイゴンハノイ保険[BHI](Sai Gon-Ha Noi Insurance Corporation)は、韓
 ホーチミン市7区のサイゴンエキシビション&コンベンションセンター(SECC:799 Nguyen Van Linh, quan ...
 ベトナムは、ライチの生産量で中国に次ぐ世界2位となっている。  2025年の収穫量は約30万3000tで、...
 地場系コングロマリット(複合企業)ビングループ[VIC](Vingroup)傘下の電
 ハノイ市ノイバイ国際空港で、ベトナム人乗客による日本円の違法持ち出しが発覚した。税関当局が18日に...
 国内IT最大手のFPT情報通信[FPT](FPT Corporation)はこのほど、東南部地
 国会は18日、エネルギー使用効率化法の一部を改正・補足する法律を可決した。同法は2026年1月1日に施行...
 持田製薬株式会社(東京都新宿区)とMeiji Seikaファルマ株式会社(東京都中央区)は、持田製薬が日本で販...
トップページに戻る